肩こり・首の痛み・頭痛は密接につながっています。
人間は進化の過程で、四足歩行から立ち上がり直立歩行になりました。
そのために約4~5Kgもある頭部を首が支えることになりました。
さらに、首の重量を受けている両肩は、体重の8分の1を占める両腕を支えています。
肩は、胴体の上部を支えているだけではなく、腕を回すと前後に360度回転するなど最も運動量と運動範囲が大きい関節です。
これらのことで、肩周り・首回りは身体の中でもストレスを受けやすく、老化現象が現れやすい部位と言えます。
肩こりの原因はさまざま考えられます。
頚部、上部胸椎の関節の動きが悪くなり頭を動かすと痛みが出る。
関節から出ている神経が圧迫されて、その神経が支配している筋肉が痛む。
首を支える筋肉、特に僧帽筋に疲労物質が溜まり筋肉が緊張してしまう。
筋肉が衰えて頭部を支えることができなくなっている。
などです。
頭痛の原因として一番多いのは、肩こりにより筋肉が頭部につながる動脈を圧迫することです。
猫背などの姿勢の悪さや、首の負担となる長時間の姿勢、運動不足、、加齢、エアコンなどが効きすぎる生活環境、ストレスなどがひきおこします。